病気との闘い

病気との闘い

今日のオーナーの独り言は9月8日、木曜日の出来事から始まります。現在、54歳になり、かなり身体にもガタがきています。前日まで非常に忙しく仕事、商談を続けていましたが、東北大学病院に来て病室に入りました。今回の手術の説明を受けました。病名は多発性咽喉口頭乳頭腫。この春、5月の手術より奥までの手術になり2回目の手術になります。かなり奥でちょうど、喉ボトケの下の位置に腫瘍もあり、多発性という名のとおり、10箇所以上の場所に腫瘍があります。この腫瘍は良性なので、口から機材を使い手術されました。東北大学病院では、年に1人くらいの珍しい多発性咽喉口頭乳頭腫だそうです。乳頭腫は通常軽く、入院しないでファイバースコープで外来で取り除くのが、ほとんどだそうです。入院して切除する人は、年間5人くらいで、県内各地から紹介状により受診して来るとのこと。全身麻酔をして切除するのは今年私鈴木信1人だそうです。

今回は9日手術になりました。5月にカメラが届かない奥の裏側を見れる特殊なカメラを専門メーカーに特注して、切除する機材も特注して手術することになりました。全身麻酔のリスク、切除して血が止まらなくなるリスク、リスクの説明ばかり聞いてサインをすることになりました。相変わらずそんな感じです。ダメージの少ない手術であるよう祈るしかない状態でした。

手術着に着替えて手術室に行き、手術台に乗りました。50㎝くらいの狭い手術台です。首をかなり上に曲げて3時間もかかるので、首に異常がないかも聞かれました。

点滴をされ全身麻酔の注射を打たれ5分ほどで、意識はなくなりました。ハッと目が覚めたら、すべて終わっていました。3時間だったそうです。「医師は無事終わりましたからね。』と言ってました。そこから病室に戻ることになりますが、徐々に痛みを感じることになりました。

病室に戻ると、やはり具合が悪く何度か吐きました。知らぬ間に、尿道に管が入っていました。トイレに行くことはありませんが、尿道に管が入っていると痛みがありました。

一晩くらいは、動けないので、しょうがないと思うしかありません。付き添いも帰宅し、2時間ほど眠り目が覚めて間もなく血を吐きました。喉ボトケ付近まで、切っているのだから、血を吐くくらいは想定内です。何度か血を吐き、収まったころ強い睡眠薬をもらい眠りました。それでも3時間後には目が覚めました。朝9時には吐き気も収まりました。

点滴はしばらく継続し、化膿止めの抗生剤を何日か治療に使われます。飲み薬はなく、一週間ほど安静が必要、さらに発声禁止だということです。

今後の治療法について主治医と話し合いました。多発性咽喉口頭乳頭腫は、とにかく厄介で耳鼻科泣かせの病気である。過去1人で20回も切除したこともあり、いずれ悪性化する。悪性化すれば、放射線治療と抗がん剤治療になるが、鈴木信の場合、過去(2010年9月18日より200日の入院)に白血病の最大の悪性種治療法により放射線を最大に浴びていることから、厳しい選択になる可能性がある。今後は、東北大学病院では限界と判断し、日本大学病院耳鼻科に委任し治療は御茶ノ水の日本大学耳鼻科にて実施することにしたい。

このような主治医の話でした。今回の多発性咽喉口頭乳頭腫には、この臨床実験が効くのではということのようで、日本で1箇所でしか実施していない実験だということです。やれることは、頑張ってやる。10月12日に予約しました。

日本大学耳鼻科の治療法は以下のような治療です。

2015.5

日本大学病院耳鼻咽喉科は喉頭や声の分野で先端的な研究や治療を行っています。難治性疾患である喉頭乳頭腫に対する研究もその一つです。「喉頭乳頭腫に対するガーダシルの臨床効果に関する研究」は2012年から(旧)駿河台日本大学病院で開始した臨床研究です。昨年秋に病院が新築移転したために被験者募集を一時中止していましたが、2015年6月より再開することに致しました。

1.喉頭乳頭腫とヒトパピローマウィルス

喉頭乳頭腫の多く(当院での割合は69.2%)はヒトパピローマウィルス(HPV)が原因です。HPVには50種類以上のタイプが存在しますが、喉頭乳頭腫を発症するタイプはHPV-6あるいはHPV-11です。これらのウィルスが喉頭粘膜に感染しているために手術を繰り返しても乳頭腫が完治しません。手術は必要ですが、ウィルスに対する治療も同時に行う必要があります。

2.ガーダシル注射の効果

HPV予防ワクチンであるガーダシルは子宮頸癌予防のために開発されたワクチンです。子宮頸癌の原因の一つであるHPV-16とHPV-18に対する抗体を産生する効果があります。さらに、このワクチンはHPV-6とHPV-11に対する抗体産生能力もあるために、これらのタイプが関連する尖圭コンジローマや喉頭・気管乳頭腫に対する予防効果もあります。

我々の研究では乳頭腫内はもちろんですが正常の喉頭粘膜内にもHPVが感染していることが明らかになりました。ワクチン注射を行うことで喉頭粘膜に抗体が存在すれば、周囲の正常喉頭粘膜に潜在していたHPVが手術後に再感染することを阻止できると考えています。すなわち予防ワクチン注射により手術後の再発を抑制できる可能性があります。

3.治療の実際

1.外来で詳細な喉頭観察や喉頭・声の検査を施行します。
2.外来で咽喉頭の麻酔を行い組織検査やHPV検査を施行します。
3.組織学的に乳頭腫と診断できた患者さんでHPV検査が陽性の場合に被験者として登録します。
4.ガーダシル注射を施行します。この注射は初回、2か月後、4か月後の3回行います。
5.注射期間、あるいは注射終了後に入院・全身麻酔でレーザー手術を行います。
6.手術後も外来で喉頭観察を続け、再発所見があれば再手術を行います。
7.外来観察中に必要に応じて組織検査やウィルス検査を行います。

ウィルス検査やワクチン注射への費用負担はありません。他の費用については受診時に説明いたします。

4.臨床研究施行場所・担当医師

本研究に参加を希望される方は以下の病院、医師を受診してください。

〒101-8309 東京都千代田区神田駿河台1-6 日本大学病院耳鼻咽喉科
(JR御茶ノ水駅から徒歩5分です。)

大病から関連して発祥した喉の腫瘍は、思ったより厄介なものでした。でも負けるわけにはいかない。シェアハウス海外体験ツアーにも行かなければならないし、イベントも開催する。絶対に負けない。必ず勝ちます。

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